AMELIEMEMO

antiques+couture AMELIEの店主のブログ。アンティークに纏わるストーリー、また異文化の中で思った事や触発された美しいモノ等つぶやいています。

藍ーインディゴーについて #4

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             当時の薬名入りの薬品ボトル 


藍の原料ウォードからインド藍へと移り変わり、上流階級だけのものから一般的に普及していったインディゴは染料の原料としてだけでなく薬用植物として古くから解毒や解熱、消炎などにも用いられていました。

また、インディゴの染料で染めた生地には防虫効果があり、その効果は毒蛇も寄せつけないともいわれ様々な部族がこの青い染料を用いていたのは危険から身を守るためでもありました。ある部族が青い藍の染料を身体中に塗って戦いに臨んだのも、傷を負ったときの消炎効果のためだったともいわれています。

天然インディゴ染めの布は

◇色を重ねて染めた藍の布は丈夫で堅牢度が高い。重ねれば重ねるほど燃えにくくなる

◇藍で染めた布は抗菌作用があり、防臭、皮膚病の抑制 肌荒れ、冷え性などにも効果的
◇防虫効果が高い。
と言われてきました。

しかし1900年頃に化学染料が発明され、それ以降は合成藍の合成インディゴは安価で大量生産が出来るため効率化が進みたくさんのモノに使われるようになりましたが、
天然藍のような効能は持ち合わせていません。時代の流れで天然藍は急速に衰退の道をたどり現在にいたります。

太古から様々な素晴らしい働きが認められてきた、人々にとって身近な植物でありながら時代の変革とともに時代の片隅に追いやられてしまったインディゴ。
人類が天然素材だけに囲まれて暮らしていた時代の、幾つもの工程を経た藍染めを手にすると一言では言い表せない、その色の深みにはたくさんの理由がある気がします。

ヨーロッパの藍ーインディゴーのまとめをこれで終わります。

written by nao AMELIE owner http://amelie.jp/

    

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